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2011年07月02日 (土) | 編集 |
■Pay it forward■
 □文型:「てあげます・てもらいます」
 □目的:クラスメイトにサービスをする
 □道具:
 □『日本語初歩』:29課
 □『みんなの日本語』:24課


pay_it_forward.jpg

"Pay it Forward"という映画を知っていますか。日本語では「ペイ・フォワード」だったと思います。

普通はだれかに親切にされたら、恩を返す(pay back)わけですが、親切にしてくれたその人に対してではなく、ほかの人に新たに親切にする(pay forward)ということです。

アメリカの小学5年生の社会の授業で、「世界を変えるためにできること」という宿題が出され、主人公の少年は、自分がまず3人に対していいことをして、その代わり、その3人はさらにそれぞれほかの3人にいいことをしていく。つまり、1→3→9→27→81... というように、人の親切が広がっていくという構想ですが、実話をもとに作られた映画だそうです。

という前書きはここまでにして、実際の活動はシンプルです(笑)

教師が学生一人に対して、何かしてあげることを話して、その学生は次の学生に何かしてあげる、と、チェーン式に「~てあげる・~てもらう」を使って、文を作っていきます。


①クラスの人数が多ければ、8~10人ずつのグループにわける。

②先生が学生のひとりにしてあげることを考えて言う。理由も言う。
「わたしは○○さんに日本のDVDをかしてあげます。
このDVDはおもしろいですから」


③その学生はまず、先生にしてもらったことを言う。
「わたしは先生に日本のDVDをかしてもらいました」or
「先生はわたしに日本のDVDをかしてくれました」


④次に学生はとなりの人か後ろの人にしてあげることを言う。理由も言う。
「わたしは××さんにごはんをつくってあげます。わたしは料理が上手ですから」

以下、席の順番に続ける。

⑤最後の人は先生にしてあげることを言う。
グループにわかれている場合は、先生は各グループからひとりずつ選んで最初のしてあげることを言い、各グループの最後の人が先生に返す。



"Pay it Forward"の映画を紹介して、実際に次の授業までに3人の人に親切をするという宿題を出すのもありですね^0^



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