2011年06月30日 (木) | 編集 |
■日本語教師殺人事件 犯人を探せ!■
□文型:と思います/かもしれません/のではないでしょうか/はずです/たぶん/きっと
□目的:情報をもとに犯人を探す
□道具:情報シート、カード、作文用の紙(白紙でも、学生のノートでもいい)

日本語教師が殺害された。
情報を集め、犯人を見つける、という推理サスペンスの活動です。

カードを順に(1)番から引いて開いていくと、だんだん情報が増えていき、すべての情報を整理すると犯人がわかるようになっています。
グループに分かれ、グループ内で会話をして、相談して推理していきます。
※日本語で話すように注意しましょう。
犯人がわかったグループは、廊下にでも出て、教師に犯人と動機と殺害手段とそのいきさつについて説明し、一番早く謎を解いたグループが勝ちです。
正解したグループは、席に戻って、警察に出す「報告書」を書いてもらいます。明日の「新聞の記事」ということでもいいと思います。これで作文の学習にもなります。
なお、全部の作業で、生徒のレベルにもよりますが、1時間以上はかかります。作文の作業は早く終わったグループ以外は宿題にするというのもありです。
ちなみにワークシートには、殺害された人物が「吉田健吾」となっていますが、ここは教師の実名を入れるとおもしろいかと思います。ほかの人物名も「答えに影響が出ない範囲で」、実在の人物にすると、よりリアリティが出ると思います。(ちなみに「高橋留美子」は単なるジョークです(笑))
レベルはけっこう高く、日本人でも真剣に考えてしまうような内容です。日本人との交流会などがあったら、この活動を、日本人といっしょにやってみると楽しいですよ。
☆ダウンロードはこちらから↓

□文型:と思います/かもしれません/のではないでしょうか/はずです/たぶん/きっと
□目的:情報をもとに犯人を探す
□道具:情報シート、カード、作文用の紙(白紙でも、学生のノートでもいい)

日本語教師が殺害された。
情報を集め、犯人を見つける、という推理サスペンスの活動です。

カードを順に(1)番から引いて開いていくと、だんだん情報が増えていき、すべての情報を整理すると犯人がわかるようになっています。
グループに分かれ、グループ内で会話をして、相談して推理していきます。
※日本語で話すように注意しましょう。
犯人がわかったグループは、廊下にでも出て、教師に犯人と動機と殺害手段とそのいきさつについて説明し、一番早く謎を解いたグループが勝ちです。
正解したグループは、席に戻って、警察に出す「報告書」を書いてもらいます。明日の「新聞の記事」ということでもいいと思います。これで作文の学習にもなります。
なお、全部の作業で、生徒のレベルにもよりますが、1時間以上はかかります。作文の作業は早く終わったグループ以外は宿題にするというのもありです。
ちなみにワークシートには、殺害された人物が「吉田健吾」となっていますが、ここは教師の実名を入れるとおもしろいかと思います。ほかの人物名も「答えに影響が出ない範囲で」、実在の人物にすると、よりリアリティが出ると思います。(ちなみに「高橋留美子」は単なるジョークです(笑))
レベルはけっこう高く、日本人でも真剣に考えてしまうような内容です。日本人との交流会などがあったら、この活動を、日本人といっしょにやってみると楽しいですよ。
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2011年07月01日 (金) | 編集 |
■砂漠の悪夢■
□文型:ように/ために/~(の)に使います/たらどうですか
□目的:グループで相談して必要なものの順位を決める。
□道具:説明用のワークシート、カード(グループに1セット)

さて、今回の活動は、NASAの入社試験で実際に出されたという問題をもとにして作成しました。
普通の人がやっても、かなり悩む問題です。
ストーリー的には、乗っていた飛行機が墜落したが奇跡的に助かったものの、落ちたのは酷暑の砂漠のど真ん中。
本来の飛行コースからは100km外れてしまい、一番近い町までは100km。(下図)

また、脱出する際に以下の12の道具を持ち出すことができた。

・懐中電灯
・この地域の航空写真の地図
・大きいビニールの雨具
・方位磁針
・使用可能な銃
・パラシュート
・瓶に入っている塩
・1人1リットルの水
・『食用に適する砂漠の動物』という本
・1人1枚の軽いコート
・化粧用の鏡
・約2リットルの酒
そして、課題は、この12の道具を必要な順に並べる、というもの。
砂漠の悪夢から生き残るため、どんな戦略をとるか!?
答えを含め、詳細なストーリー、ワークシート、活動の流れ、などは、下からダウンロードしてくださいね。
☆ダウンロードはこちらから↓

□文型:ように/ために/~(の)に使います/たらどうですか
□目的:グループで相談して必要なものの順位を決める。
□道具:説明用のワークシート、カード(グループに1セット)

さて、今回の活動は、NASAの入社試験で実際に出されたという問題をもとにして作成しました。
普通の人がやっても、かなり悩む問題です。
ストーリー的には、乗っていた飛行機が墜落したが奇跡的に助かったものの、落ちたのは酷暑の砂漠のど真ん中。
本来の飛行コースからは100km外れてしまい、一番近い町までは100km。(下図)

また、脱出する際に以下の12の道具を持ち出すことができた。

・懐中電灯
・この地域の航空写真の地図
・大きいビニールの雨具
・方位磁針
・使用可能な銃
・パラシュート
・瓶に入っている塩
・1人1リットルの水
・『食用に適する砂漠の動物』という本
・1人1枚の軽いコート
・化粧用の鏡
・約2リットルの酒
そして、課題は、この12の道具を必要な順に並べる、というもの。
砂漠の悪夢から生き残るため、どんな戦略をとるか!?
答えを含め、詳細なストーリー、ワークシート、活動の流れ、などは、下からダウンロードしてくださいね。
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2011年07月03日 (日) | 編集 |

■とにかくやってみよう!■
□文型:比較、手段・目的、長所・短所などの表現
□目的:決められた条件に最も合う道具を一つずつ選ぶ
□道具:情報シート、カード (グループに1セットずつ)
まず、みなさんも問題を実際にやってみてください。
Q.以下の10の条件に最も適した道具を下から一つずつ選びなさい。道具は一回しか使えません。
①ワインがありますが、コルク抜きがありません。
②棚の扉が開きっぱなしでぶらぶらしています。
③台所の流しが詰まっています。
④隣の家の犬がフェンスの穴から入ってきて、うるさくほえて迷惑です。
⑤指輪がスープを煮ている鍋の中に落ちてしまいました。
⑥床板の隙間にお金を落としてしまいました。
⑦うっかり火の中に大切な手紙を落としてしまいました。早くしないと燃えてしまいます!
⑧ジャムの瓶のふたがどうしても開きません。
⑨家に鍵がかかってしまっていて、中に入れません。
⑩水道管から水が漏れて、床にポタポタ滴っています。
【道具リスト】
・ピンセット
・かなづち
・石
・フォーク
・毛糸
・ナイフ
・木の枝
・紙
・ハンガー
・ガム
それぞれの条件に道具を1つずつしか使えないのがおもしろいところなんですね。
活動としては、まずグループに分かれ、まずグループ内で、議論して、答えを出します。
次に全体で各グループから答えを発表してもらい、グループ間でさらに議論させます。
今回の活動では、1つの問題ごとに、議論の末、最も適当な答えを出したグループに1点を与えるというルールにしてあります。
①から⑩まで終了した時点で、もっとも点数の高いグループが勝ちになります。
ただ、「最も適当」というのは判断が難しいと思うので、判断がつかなければみんなに点をあげてください(笑)
ゲームとは言え、学生も盛り上がって本気になると、教師の判断に「私たちのグループの答えのほうが絶対にいい」とか「不公平だ」とかなるので、楽しい雰囲気を保ちましょう(笑)
まだ、最初に絵の確認をしておく必要があります。
というのも、たとえば、私がインドにいたときはちょうどムンバイのテロ事件が起きた時期だったので、学生が「毛糸」の絵を見て「爆弾」だとか言っていました(笑)
また、「ピンセット」の絵を見て「ナンをはさむ道具」だとか。
あとはインドでは絵のようなパッケージのガムが少ないので、わからない学生が多かったです。
しかし、なんといっても、おもしろいのは各問題の答えとその理由です。
一番おもしろかったのは、「となりの犬がうるさい」という問題に対して、「ガムを食べさせる」というものでした(笑)
それじゃ、あまりにも犬がかわいそう。。。と大爆笑でした。
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2011年07月18日 (月) | 編集 |

■みんなに相談♪人生ゲーム■
□文型:
□目的:自分の人生の選択を他の人に決めてもらう
□道具:すごろくシート、選択カード(A~O)、職業カード(1~16)、さいころ(グループの数だけ)
笑いあり、涙あり、恋愛あり!?
いわゆるボードゲームの「人生ゲーム」のように、すごろくで進んで、途中でさまざまな人生の分かれ道に直面するゲームです。
3人~6人程度のグループに分かれ、すごろくシート、人生選択カード、職業カードを下図のようにテーブルに並べます。↓

あとはじゃんけんではじめの人を決めて、時計回りに進みます。
サイコロを振って、出た数だけ進んでいきますが、アルファベットの入った「△」マークは、「人生の選択」なので、必ず、止まらなければなりません。
そのアルファベットのカードをめくると、人生の選択が書いてあるので、それを読みます。
(選択カード例↓)

ただ、ここのポイントは、進むべき道を自分自身で選ぶのではなく、ほかの人に決めてもらう、ということです。
「私はどうしたらいいですか」「~したほうがいいですか」などと、グループのほかの人に聞いて、グループのほかの人は、相談して、進むべき道を、決めてあげます。
こうして、どんどん人生の分かれ道を進んでいき、最終的に何かの職業につくことになります。
(職業カード例↓)

早くゴールすればいいとか、お金がもらえる、ということはなく、人生の選択について会話をすることが目的です。
最終的に全員がなんらかの職業に就いたらゲームは終了です。
早く終わったグループは、まだ開いていないカードを見て、ほかにどんな人生の選択があったのか、振り返ってみてもいいと思います。
ワードファイルもあるので、適宜内容を変えて、よりおもしろいものを作ってください^0^
絵はみんな、ワードのクリップアートを使いました。
※選択カードと人生カードは両面印刷してください。番号が裏面に印刷されます。両面印刷できない場合は、カードを片面印刷してから番号を裏面に手書きしてください。
☆ダウンロードはこちらから↓
▼説明ファイル+すごろくシート(←片面印刷してください)


▼選択カード、職業カード(←両面印刷してください)


2011年07月31日 (日) | 編集 |

今回の活動は、やや手抜きです(笑)
このサイトの教材ではなく、神戸市の中学校の生徒や教員が共同で作成したという「みんなで探そう!ユニバーサル社会1日体験すごろく」。
段差のない道、介助犬、入口と出口が反対のエレベーター……。
すごろくをしながら、楽しみながらユニバーサル社会実現のための施設や標識などが学べる教材です。日本の中学生向けの教材として作られたものですが、外国人の日本語学習者にとっても、いい日本理解になると思います。
あるインド人が日本に行って驚いたのは、駅の階段が上りと下りと分けられていて、またそれをみんなが守っているということだったそうです。そして路線も色で分けられていて、感覚的にわかりやすいと話していました。
と、そんな話をしながら、グループで、すごろくをゆっくり進めるといいかなと思います。
実際にクラスでやってみて、一番反応が大きかったのは、歩道の黄色い点字ブロック。これが何に使われるのかさっぱり見当がつかず、答えを知ったときは、みんな「あ~なるほど~」といったかんじでした。
実はこの活動は、かぜを引いて授業準備がまったくできなかったときに、上級のクラスで、日本の福祉について学ぼうと「こじつけ」でやったものです。(まさに手抜きなのですが。。。)
それはさておき、すごろくシートと解説は、こちらのサイトからPDF形式でダウンロードできます。
▼みんなで探そう!ユニバーサル社会1日体験すごろく
http://www.assistech.hwc.or.jp/ASSISTECH/GP01/GP01.html
なお、A2版とA3版があるのですが、インドでは物価が安いので、気前よく、印刷屋でA2版フルカラーででっかく印刷してもらいました。
日本なら、セブンイレブンとかに行けば、USBメモリにPDFファイルを入れて、A3カラーが80円でプリントできて、手軽です。
http://www.sej.co.jp/services/print_document.html
2011年09月05日 (月) | 編集 |

■写真復元!■
□目的:デジタルカメラで撮った写真と同じになるように指示を出す
□道具:デジタルカメラ、(携帯電話のカメラでもいい)
「今日はデジカメを持ってきたので、みんなで記念に写真を撮りましょう!」
とか教師は言って、上のような写真を撮ります。
「それでは。。。」
と言いつつ、教師はおもむろに、デジカメの液晶画面で今撮った写真を見ながら、学生たちに今撮った写真と同じになるように、「口頭」で指示を出します。
「○○さん、真ん中に立って、後を向いてください。○○さんと○○さんは、左側に立って、肩を組んでください。○○さんは左手でピースを作って、○○さんは右手の親指を立ててください。。。。」
というように、写真の通りにみんなを並ばせ、ポーズをつけさせます。そして、もう一度、写真を撮ります。(↓)

このあと、はじめに撮った写真とあとに撮った写真を比べて、どのくらい似ているか、「復元」できているかを確認します。
と、教師がモデルを見せたら、学生にも一人ずつチャレンジしてもらいます。
ジェスチャーは使ってはいけません!
この活動は、「肩を組む」「腕を組む」「手をつなぐ」「しゃがむ」「ピースをつくる」「肩幅に足を開く」など、ポーズに関する表現がたくさん出てきます。これをジェスチャーを使わずに、口頭だけでやるので、レベルの高い活動です。だから、事前にポーズの表現などを勉強しておくといいと思います。逆に、この活動をしながら、新しい語彙を導入してもいいと思います。
また、一方的に指示を与えるだけでなく、自然と写真を撮る人と撮られる人との間で、確認のための、会話も生まれるので、コミュニケーション技術の向上にもなります。
最後に、みんなの写真を比べて、だれがいちばん上手に「復元」できているか決めて、拍手を送りましょう。
※ちなみに上の写真は学生がこの活動で実際に撮った写真です。
そして、できたら、撮った写真を現像して、教室の壁に貼ったり、みんなに配ってあげると楽しいと思います。なぜなら、この活動は、進めば進むほど、だんだんポーズがエスカレートして、楽しい写真になっていくんです。(その分、あとの人はたいへんですが(笑))
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2011年11月01日 (火) | 編集 |

■ミニ紙芝居~オリジナルストーリーをつくろう~■
□目的:オリジナルの物語を作って発表する
□道具:絵カード(大・小)
活動のルールは簡単。
上の12の絵を好きな順に並べて、好きな物語を作る、というもの。
グループなら3,4人に分かれて、各グループに1セット絵(小)を配って、みんなで相談して物語を作ります。
「すると」「突然」「驚いたことに」など、中上級の文法を試してみるいいチャンスです。「むかしむかしあるところに~」「めでたしめでたし」など物語特有の表現を導入してもいいかもしれません。
できるだけ書かないで進めたほうが会話の練習になるかと思いますが、そこは学習者のレベルによって教師が決めていいと思います。
また、学習者のレベルが高いときは、グループ内でカードを分配したあと、時計回りで一人1枚ずつカードを出して物語を即興で作っていくというのもできます。前の人が作った話に合わせて、自分のカードの中から次のカードを出して、話を続けていくというわけです。
各グループで物語が完成したら、クラスの前でグループごとに発表します。小さいカードだとみんなに見えないので、一応A4サイズの大きな絵も用意しました。1セットだけ印刷して、発表のときに使ってください。
発表が終わったら、A3サイズくらいの用紙に小さい絵カードを貼って、物語の文章を書いて、教室の壁に貼っておくと楽しいですよ。
また、中上級の活動に入れていますが、初級のまとめにも使えると思います。
ちなみに絵はWordの「クリップアート」を使っています。だから、ほかのバージョンも簡単に作れますよ。ぜひ、試してみてください。
☆ダウンロードはこちらから↓


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